1865年から1878年までクリストフルの作品デザインとアトリエ責任者を務めた建築家エミール・レイバーが1874年にデザインし制作した「フィッシュベース」。現在はオルセー美術館に所蔵され、その作品はセルヌスキ美術館のコレクションに属する江戸時代後期(1603~1868年)の日本の青銅製花瓶にインスピレーションを得ています。ジャポニスム運動の先駆者であり、アジアの芸術に情熱を傾けたレイバーは、1874年にクリストフルのためにこの日本の作品を再び取り上げ完成させた作品には、七宝焼きが施され、彼はこの技法の流行をヨーロッパで復活させました。メゾンにとって重要な意味を持つこの「フィッシュ ベース」は、今回緑青シルバーコーティング(高さ 33.5 cm)素材で復刻され、細部にまで特別な 注意が払われ再現され、さらに、始めて組み立て なしの固体鋳造で制作されました。動きのある目 やヒレなどが、生命と個性を与えています。